2024年3月にXで「お嬢様ずんだもん」がトレンド入りし、大きな炎上騒動となりました。
この騒動の中心にいたのは、絵師・安蔵くんこさんと、きっかけとなった投稿をした女子中学生のおもちねぎさんです。
今回はお嬢様ずんだもんの炎上はなぜ起きたのか、経緯や関連情報をわかりやすくお伝えしていきます。
・お嬢様ずんだもん炎上の経緯と安蔵くんこが批判された理由
・おもちねぎの大人すぎる対応の内容
・騒動のその後と和解までの流れ
お嬢様ずんだもんの炎上はなぜ?経緯を時系列で解説
2024年3月にXでトレンド入りしたお嬢様ずんだもん騒動ですが、実はお嬢様ずんだもんそのものが炎上したわけではありません。
一連の騒動の本質は、ある女子中学生の投稿を茶化したイラストレーターへの批判です。
ここからは、炎上がなぜ起きたのか、その経緯を時系列で詳しく見ていきましょう。
元ネタはずんだもんの二次創作キャラ
まず「お嬢様ずんだもん」って何?という方のために、元ネタから説明しますね。
ずんだもんとは、東北地方応援キャラクター「東北ずん子」の関連キャラクターです。
東北ずん子が所持する「ずんだアロー」に変身するずんだ餅をモチーフにした妖精で、緑色の愛らしい見た目と「〜なのだ」という独特の語尾が特徴です。
お嬢様ずんだもんの誕生
このずんだもんを人間化し、さらにお嬢様キャラにアレンジしたのが「お嬢様ずんだもん」です。
もともとのずんだもんは短パンを履いた中性的な印象のキャラクターですが、お嬢様バージョンではロングスカートにフリルといったお嬢様らしい服装になっています。
公式設定ではなく、あくまで二次創作・ネットミームの一種ですね。
実は2021年から存在していた
「お嬢様ずんだもん」という概念自体は意外と古く、2021年12月にはすでにXに関連投稿があったことが確認されています。
2022年にはイラストやフェルト人形も投稿されていたそうです。
ただ、大きなブームになったのは2024年3月で、Xを中心に大量のファンアートが投稿されるようになりました。
ちなみに、語尾は「〜なのですわ」「〜なのだわ」とするファンが多く、中には「のだですわ」と元キャラの口調が抜けきらないずんだもんを描く人もいるんだとか。
おもちねぎの投稿がバズったきっかけ
引用元:X
お嬢様ずんだもんが大ブームになるきっかけを作ったのが、Xアカウント名「おもちねぎ」さんの投稿です。
2024年3月21日、おもちねぎさんはXに「明日ディズニー行く服を決めてたらなんかお嬢様ずんだもんみたいになっちゃった…」という画像付きの投稿をしました。
この投稿があっという間にバズり、7万いいねを獲得してトレンド入りしたんです。
axes femmeの服装が話題に
おもちねぎさんが着ていたのは「axes femme(アクシーズファム)」というブランドの服でした。
axes femmeは「フランスの良き時代、ベル・エポックにパリジェンヌたちが愛したオシャレのエスプリを現代的なスタイルに取り入れた、フェミニンなデイリーウェア」というコンセプトのブランドです。
フリルやリボンが特徴的な可愛い系のファッションで、確かにお嬢様ずんだもんっぽい雰囲気がありますよね。
ファンアートが続々と誕生
おもちねぎさんの投稿をきっかけに、「おもちねぎさんの服をずんだもんに着せる」「ロングスカートでお嬢様のように振る舞うずんだもん」といったファンアートが続々と描かれるようになりました。
おもちねぎさん自身も実際にこの服を着てディズニーランドへ行ったと報告しており、本人もファンアートを描いていたそうです。
もともとイラストやドット絵の創作を多数投稿されている方だったようですね。
東北ずんこ・ずんだもんの公式アカウントもファンアートをリツイートやいいねしていたことから、公式公認のムーブメントとして広がっていきました。
「芋女」などの誹謗中傷が殺到した背景
おもちねぎさんの投稿が多くの人に楽しまれる一方で、心ない誹謗中傷コメントも寄せられていました。
具体的には「芋女」「アニメイトにいそう」「メガネかけてそう」といった言葉で、おもちねぎさんの服装を揶揄するものが見られたんです。
axes femmeへの偏見が背景に
なぜこのような批判が起きたのかというと、axes femmeが一部で「オタク女子のブランド」というイメージを持たれていたことが大きいようです。
実際にネット検索すると「オタク女子のブランドとして叩かれがち」という情報が出てきます。
フリルやリボンが多い可愛い系のファッションに対して、偏見を持つ人が一定数いるということですね。
誹謗中傷の主体は女性だった
ここが意外なポイントなんですが、確認できた限りでは「芋女」のような批判コメントをしていたのは主に女性だったとされています。
「モテない女のひがみでは?」というコメントに対して、「人一倍外見気にして努力してきた人が多いと思う」という反論もあったようです。
ファッションに対する評価は、同性のほうが厳しくなりがちなのかもしれません。
ただ、どんな服を着るかは個人の自由ですし、ましてや中学生の女の子に対して大人がよってたかって批判するのは明らかにおかしいですよね。
安蔵くんこのイラストでなぜ炎上が拡大したのか
お嬢様ずんだもん騒動が本格的な炎上へと発展した最大の原因は、絵師・安蔵くんこさんの投稿にあります。
安蔵くんこさんは、おもちねぎさんの服装が批判された一連の流れを漫画にして「お嬢様ずんだもんわからせてみた」とXに投稿しました。
イラストの内容が問題視された理由
この漫画の内容は、「ディズニーランドに行く服を決めてたらお嬢様っぽくなった」というコマの後に、「ダッサ」「芋女」といった誹謗中傷コメントが届き、キャラクターが涙ぐむという流れです。
明らかにおもちねぎさんを元ネタにした投稿で、誹謗中傷を面白おかしく茶化して漫画にしたものでした。
さらに問題だったのが、安蔵くんこさんがこのイラストの作成過程をショート動画で公開していたこと。
その動画の中で「一部の人に芋コーデってからかわれてるんだよね」「ずんだなのか芋なのかはっきりしろ」とコメントしていたという情報もあり、これが後に大きな矛盾として指摘されることになります。
おもちねぎの抗議とダンマリ対応
この投稿を発見したおもちねぎさんは「この漫画は何を思って書いたんですか?嫌がらせですか?誹謗中傷を漫画にしちゃうの怖すぎです!」とコメントしました。
しかし安蔵くんこさんはこれに対してダンマリを決め込んだんです。
この対応がさらに火に油を注ぐ形となり、2024年3月28日にはXで「お嬢様ずんだもん」がトレンド入りするほどの大炎上に発展しました。
謝罪文がさらに批判を招いた経緯
お嬢様ずんだもん漫画の件 pic.twitter.com/CCYXdjsMcb
— 安蔵くんこ🍮🐘 (@ANZ_KNK) March 28, 2024
大炎上を受けて、安蔵くんこさんはついに謝罪文を投稿することになりました。
しかし、この謝罪文の内容がさらなる炎上を引き起こしてしまいます。
謝罪文の主な内容
安蔵くんこさんの謝罪文を要約すると、以下のような内容でした。
| 項目 | 安蔵くんこの主張 |
|---|---|
| 動機 | おもちねぎさんへの批判を見ていてもたってもいられなかった |
| 目的 | 彼女の悲しい気持ちを多くの人に伝えるために漫画にした |
| 結果 | 自分の漫画がおもちねぎさんを不快にさせてしまい反省している |
| コメント欄閉鎖 | これ以上事態が大きくならないようにとの配慮 |
世間の反応は厳しかった
この謝罪文に対して、ネット上では「おもちねぎさんのためだったというのは無理がありすぎ」「完全に保身のためのコメント」「コメント欄の閉鎖も完全に自分のため」といった厳しい声が相次ぎました。
特にショート動画での「芋コーデってからかわれてるんだよね」「ずんだなのか芋なのかはっきりしろ」という発言と、「いてもたってもいられなかった」という謝罪文の内容が明らかに矛盾しているという指摘が決定的でした。
さらに「YouTubeの謝罪動画を収益化しているのでは」という憶測も拡散され、炎上は一層激しくなります。
この点については安蔵くんこさんが後日、動画の広告設定はYouTube自体の仕様であり収益はオフにしていると説明しています。
おもちねぎの大人な対応が称賛された理由
炎上騒動の中で、被害者であるおもちねぎさんの対応が「大人すぎる」と大きな話題になりました。
おもちねぎさんはこの騒動についてXに投稿したコメントの内容が、中学生とは思えないほど成熟していたんです。
おもちねぎのコメント内容
おもちねぎさんのコメントを要約すると、以下の3つのポイントがありました。
まず「今回の騒動でお嬢様ずんだもんにマイナスイメージがつくことは望んでいない」ということ。
次に「安蔵くんこ様及び、私の服装や容姿に関する誹謗中傷は控えて頂きたい」と、自分を攻撃した相手への攻撃も止めてほしいと訴えたこと。
そして「お嬢様ずんだもんのファンがますます増えればいいなと思っている」と、コンテンツへの愛を示したことです。
安蔵くんことの対比が際立った
この投稿に対してネットでは「大人すぎる」「安蔵くんこと大違い」「中学生なんですか?」と称賛の声が溢れました。
保身に走った安蔵くんこさんと、自分を傷つけた相手のことまで気遣うおもちねぎさんの対比が、多くの人の心を打ったんですね。
おもちねぎさんはXでイラスト投稿も行っておりかなりの画力を持っているそうで、この騒動をきっかけに注目が集まることになりました。
お嬢様ずんだもんの炎上を調べる人向けの関連情報
お嬢様ずんだもん騒動は安蔵くんこさんの炎上だけでなく、さまざまな社会的議論にも発展しました。
ここからは、騒動に関連する話題を幅広くお伝えしていきます。
騒動の全体像とその後の和解
お嬢様ずんだもん騒動のその後について気になっている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、現在は和解が成立し、問題となった作品も削除済みとなっています。
安蔵くんこの自虐漫画で沈静化
炎上の渦中にあった安蔵くんこさんは、騒動に対する禊として「お嬢様わからせ漫画を描いて自身がわからせられる安蔵くんこ」という自虐漫画を投稿しました。
多くの人が期待していた自虐ネタを披露し、矢面に立って本音をぶちまけたという姿勢が一定の評価を受け、炎上は徐々に沈静化していったそうです。
hamusukoのイラストも物議を醸した
安蔵くんこさん以外にも、絵師のhamusukoさん(ハムスターの息子に産まれて良かった)がおもちねぎさんを元にしたと思われるイラストを投稿し、批判を受けていました。
hamusukoさんはメガネをかけた女の子のイラストを「お嬢様ずんだもん好き」として投稿したのですが、「かわいく描くならいいけどこれは流石に悪意がある」といった批判が殺到しました。
ただし、hamusukoさんはおもちねぎさんの素顔を知らず、おもちねぎさん本人も自分のこととは認識していなかったとのことです。
hamusukoさん自身は「読み取る側の差別意識」であると真っ向から反論しており、投稿は削除していません。
お嬢様ずんだもんのプラキット化
騒動とは別の明るい話題として、ホビーメーカーのPLUMが「お嬢様ずんだもん」のプラスチックキット化を発表しています。
おもちねぎさんはこのプラキット化を事前に知らされておらず、ネットニュースで存在を知ったそうですが、お嬢様ずんだもんのイラストをSNSに投稿するなど好意的に受け止めているようですね。
「チー牛」と結びついた議論の背景
お嬢様ずんだもん騒動の中で、「チー牛」というネットスラングとの関連も議論されました。
おもちねぎさんの投稿に対して「チー牛からの評価が高くて草」といった揶揄のコメントがあったことが、この議論のきっかけです。
「チー牛」が持ち出された文脈
「チー牛」とは、チーズ牛丼を頼んでいそうな冴えない男性を指すネットスラングです。
お嬢様ずんだもん騒動では、フリルやリボンが多い可愛い系のファッションを「チー牛からの評価が高い」と揶揄する声がありました。
つまり「オタクっぽい男性にだけウケる服」という意味で使われていたんですね。
批判の矛先のすり替え問題
この騒動で興味深いのは、実際に誹謗中傷をしていたのは主に女性だったにもかかわらず、一部で「男性(チー牛)のせい」という方向に議論がすり替わりかけた点です。
ネット上では「女性がすべてをチー牛のせいにするムーブメント」への批判や、「チー牛の定義が『女にとって都合の悪い男』になっている」という指摘も見られました。
実態としては、おもちねぎさんの服装を批判していたのは女性が中心だったとされており、チー牛という言葉は騒動の本質とはやや離れた文脈で使われていたと言えるでしょう。
フェミとの関連が指摘された理由
お嬢様ずんだもん騒動は、フェミニズムとの関連も指摘されています。
これは騒動の構図が「女性が女性を攻撃する」というものだったことと、安蔵くんこさんの思想的背景への注目が理由です。
女性同士の攻撃という構図
今回の騒動では、おもちねぎさんを「芋女」と批判していたのは主に女性であり、安蔵くんこさんも女性のイラストレーターでした。
「女性の敵は女性」という構図が浮き彫りになったことで、フェミニズムの文脈で語られることが増えたんですね。
ネット上では「男性を差別することは許されるのに、女性同士の攻撃は見て見ぬふりなのか」という議論も展開されました。
安蔵くんこの後日談
安蔵くんこさんについては、2025年にも話題になっています。
週1でカウンセリングを受けていたことや「歩くことは庶民のすること」といった発言が取り上げられ、再び注目を集めました。
「やっぱり」「そういう思想を持った人だから、何の躊躇もなく中学生を侮辱するような絵を描けるわけだ」といった声が寄せられるなど、お嬢様ずんだもん騒動の印象が尾を引いている様子がうかがえます。
安蔵くんこは過去にも炎上していた
実は安蔵くんこさんはお嬢様ずんだもん騒動以前にも、自身のイラストが原因で炎上した過去があります。
2021年12月8日、安蔵くんこさんは「マヤノトップガン(ウマ娘)がトレーナーと心中する漫画」をTwitterに投稿して物議を醸していました。
ピクシブ百科事典にも記載
この過去の炎上は、ピクシブ百科事典に安蔵くんこさんの不祥事として記載されているほどです。
もともと「単発バッドエンド漫画」を定期的に描いている方だったようで、ネガティブな内容のイラストを投稿する傾向があったんですね。
「また炎上したのか」という反応
お嬢様ずんだもん騒動の際にも、2021年の炎上を知っている人からは「ずんだもん騒動の安蔵くんこってウマ娘でも炎上してたよね」「安蔵くんこまた炎上したのか」といった反応が多く見られました。
過去の炎上歴があったことで、今回の騒動でも「また同じような問題を起こした」という印象を持たれてしまった部分はあるかもしれません。
ただし、安蔵くんこさんも騒動の渦中でメールアドレスをアダルトサイトに勝手に登録されるなどの嫌がらせを受けていたことが公表されており、これは明らかに度を超えた行為として批判されています。
炎上したからといって何をしてもいいわけではなく、誹謗中傷や嫌がらせは絶対にNGですよね。
お嬢様ずんだもんの炎上のまとめ
- お嬢様ずんだもんはずんだもんの二次創作でお嬢様化したキャラ
- 概念自体は2021年から存在し2024年3月に大ブーム化
- おもちねぎがディズニーコーデ投稿でバズったのが発端
- axes femmeの服装に「芋女」などの誹謗中傷が集まる
- 誹謗中傷していたのは主に女性だったとされる
- 安蔵くんこが一連の流れを茶化した漫画を投稿し炎上
- ショート動画での揶揄発言も問題視された
- おもちねぎの抗議に安蔵くんこがダンマリ対応で炎上拡大
- 安蔵くんこの謝罪文は「保身的」と批判が殺到
- おもちねぎの大人な対応が「中学生とは思えない」と称賛
- hamusukoのイラストも物議を醸したが本人は反論
- 安蔵くんこの自虐漫画投稿で騒動は徐々に沈静化
- 現在は和解が成立し問題の作品は削除済み
- 安蔵くんこは2021年にもウマ娘漫画で炎上していた
- PLUMからお嬢様ずんだもんのプラキット化が発表された


